淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

感情の労働

 人見知りを克服するのにガールズバーに通うのが役立ったと、ある芸人がテレビで話していたことが記憶に残っている。
 多くの男性には多少の効果はあるのかもしれない。
 ただなんとなくキャバクラではなくてガールズバーであることが肝ではないのだろうか。
 特にお洒落なキャバクラではあまり効果がなさそうな気がする。

昨日のお散歩ショット。昨夜はキャバクラにもガールズバーには行っていません、あしからず。。。

 夏の終わりごろからガールズバーに行くことが何度かあった。
 昔のように一人だけで行った訳ではないけれど、心から楽しめたかというとそうでもない。

 というか、むかしからキャバクラやガールズバーに行くと、よくない意味でもやもやする気持ちになることが多かった。特にはじめてのお店だと。
 そんな気持ちになる自分の心模様がちょっぴり分析できたような気がしたので、そのことについて書き進めるつもりで今夜はキーボードを叩いている。

 女性がスタッフとして歓待してくれるようなお店に行くと、どうも自分はお客に徹しきれない。必要以上に緊張してしまう。
 それらのお店にはじめて訪ねたときは自分の感情が休まることはほとんどなかった。
 つきつめるといつも下心を捨てきれなかった自分がいたからだろう。
 相手に対する印象を少しでもよいものにしようとしてしまう。リラックスなんてできる訳がないし、疲れるのは当然だ。感情を働かせていたとも言える。
 起きるわけがない物語がはじまるのをどうしても待ち続けてしまう。待つことを辞めることがなかなかできなかった。お酒のせいもあっただろうけれど。

 少なくないお金を支払って割高なお酒を飲みながら、自分の気持ちに仕事をさせる。角度を変えてみると、そんな自分は馬鹿みたい。
 自分のような男が世間にある程度は居たら少しは安心できるが、どうなのだろうか。

 夜のお店以外でも、自分にはそういうところがあるような気がしてきた。
 正直に言うと、ポートレートを撮っているときにも気疲れしてしまうことがある。
 容姿にも自分の撮る写真にも自信が持てないでいるので、気後れしているだけだと思っていたけれど、そうではないのかもしれない。
 素敵な女性が近くにいると感情を休ませることができていなかったのだろう。
 感情が疲れることを気にしすぎているのだろうか。今年は今まで以上にポートレートの撮影ペースが遅い。

今日の写真のモデルは、初めましてのAnnaさん。