淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

何番目かの

 リフォームを決断してから財布の紐がゆるくなった気がする。
 無事に終わって我家の見た目は見違えたが、人生の中で何番目かの大きな出費を負担したのだから当然だろう。

 支払いはまだ半分が残っている。今月中には支払うつもりだが自分が三ヶ月飲まず食わずに働いたとしても、その費用には届かないだろう。空気を吸っているだけでも、この国では負担しなければならないことが多すぎるから。
 自分のどこかが、お金に対してわざと雑に眺めているのではないか。

 夏まではポートレートの撮影の回数を抑えていたが、最近は毎週のようにカメラを持ち出している。
 スーパーなどに食材の買い出しに行くと、必需品ではないものをついつい買物籠に入れてしまいがち。
 ウオーキングの最中には、寄り道をして外食をすることも何度かあった。
 それらは、数ヶ月前の自分が知ったら発狂しそうなほどの浪費だろう。

 今年一番の買物で失敗したのはある家電。一ヶ月前に買ったオーブントースターだ。
 自宅よりも古いオーブントースターを使っていたが、タイマーを何度か回したり戻したりしないと電源が入らなくなっていたこともあって買換えた。高級トースターブームに乗っかって、5桁のものを買ってしまった。
『あったら便利はなくても平気』という言葉が最近の自分の中ではどこかに行きがちで、その時もそうだったのだろう。

 自分の主食は圧倒的にお米。麺類を食べるときはもちろん、お好み焼き定食やパスタライスもOKなくらいだ。
 トーストを食べる機会なんてここ数年は滅多になかった。
 そんな人間がオーブントースターに高額な出費をしたなんておかしな話。炊飯器にこだわるのであれば他人からも理解はされやすいのかもしれないのに。
 ちなみに新しく買ったトースターと炊飯器はほぼ同額だけれど、炊飯器の性能には満足している。

入院直前のトースター。安っぽく見えるのはなぜだろう?

 最近で一番の無駄遣いのように思えるトースターが数日前に壊れた。
 高級家電に入る部類のものが、購入してから一ヶ月ほどしか使えなかったのには苦笑いを浮かべるしかない。
 購入した家電販売店に持ち込んだが、新しい商品と交換してくれなかったのには時代を感じた。

 高かったトースターは現在、入院中。年内には退院できるのだろうか。
 もし、手元にあればクリスマスにはフライドチキンを温めたり、正月にはお餅を焼いたりできるのに。
 今のところは販売店からも製造メーカからも入院費は請求されていないのが、せめてものの救いか。

今日の写真のモデルは中尾まこさん。