淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

趣味を選ぶなら

 他人とあまり関わらなくて済むものを趣味として楽しむことができれば、楽に生きることができるのではないかということを考えさせられた一年だった。
 残念ながら、今の自分が一人で楽しめる趣味はスキーとスノーボードだけ。
 当り前だけれど、ポートレート撮影は一人ではできない。何度か嫌気が差したことがあったし、今後もそんな気になることはあるだろう。

週末のお散歩ショット。久しぶりにポートレートを撮らなかった週末だった。

 昨日の日曜日、あることに区切りをつけた。所属していた文芸同人誌の例会への最後の出席だった。今年限りで同人誌を去ることにしたからだ。
 年が明けてから同人誌の運営スタッフの一人になった自分。
 昨年の今ごろの自分は、同人誌から離れることになるとは思ってもいなかっただろう。

 もう、他の同人とは関わりたくなかったけれど、昨日は最後ということもあって二次会にも参加した。
 あまり気持ちのよいお酒にはならなかったが、ある意味では想定内。
 ここ数年、強く感じることは歳上の人たちに対して自分の時間を割くことにメリットを感じることができないからだ。

 同人誌の裏方として過ごしたこの一年。他の同人たちに絶望してしまった。
 お金と時間を差し出すことなく、自分を含めた運営スタッフに言いたい放題だった彼ら。彼らのほとんどは高齢者、しかも後期高齢者がかなり多い。
 歳を取ると子供のようになるとはよく言うけれど、嫌な形でそれを痛感させられた一年だった。
 子供のような振る舞いをされて、自分が搾取されたように感じた。

 おかげで、若者に対して何も差し出すことができない高齢者に対しては憤りしか覚えなくなった。
 ただ、寂しいのはこのままだと自分もそんな一人になりそうな気がするからだ。

 同人誌は来年以降も活動を目指すらしい。
 ようやく、かつて自分たちが頭を悩ました数々の問題について一部の同人が模索をはじめたのは伝わってきた。
 一番の大きな課題はお金だろう。原稿を集めて本として出版するだけでなく、いろいろな所に配布するのにはどうしてもお金がかかってしまう。
 退会する意志を表明していても何度も引き留められた。自分が同人として残れば同人費を計算できるからだ。
 今になって自分を引き留めるのであれば、もっと早くに広い視野で同人誌のことを考えてくれたら、とは思うが自分にとってはもう遅い。

 さて、小説を書く楽しみは今後も味わいたいし、また書くこともあるだろう。
 その時には書いた作品をどのような場に出すことになるのだろうか。
 紙として表わすことは、もうない気がする。

今日の写真のモデルは立花沙貴さん。