昨夜、東京から名古屋に帰宅した。
講師の仕事はまだまだ続くので今回の帰宅は一時的。月曜日からまた講義があるので、明日には戻る予定だ。
宅急便が届くなどのいくつかの理由があったものの、一番はあちらでの生活が以外にも快適だったことが帰宅した理由だ。
このタイミングで名古屋に戻らなかったら、八月に登壇が終わるまでずっと東京に居続けるような気がしたから。
東京と名古屋との往復はお金と心身の消耗が激しいが仕方がない。
自分にとってはもう二度と買うことができない高価な買い物だった自宅が、どうしたって気になってしまうからだ。
昨日、府中のマンションを出発したのは18時過ぎ。
帰宅ラッシュが始まっていたが巻き込まれなかったのは幸いだった。
マンションから最寄りのインターの国立までが近いこともあるだろう。それほどに混んでいなければ15分ほどの距離だ。
体感的には自宅から名古屋インターよりも近い気がする。
帰ってくるルートを中央道にすることも少し考えた。
上京するときに新東名を走ったが、御殿場で東名に合流するとすぐに事故による大渋滞に巻き込まれて大変な目にあったからだ。
結局は往時と同じルートを走った。直線距離が短いこと、新東名の最高速度制限が120㎞なことを考慮して。
普段の週末よりもゴールデンウイーク明けは人や物の動きが少ないと予想はしていたが読みは的中。中央道、圏央道、東名と新東名を快調に走ることができた。
静岡県内の新東名はドライブしていて気持ちよかった。週末の夜のドライブを久しぶりに満喫できた。
一人で音楽を聴きながらハンドルを握っていると、遠くなったはずの20代のことが浮かんでは消えていった。
道中の休憩は二回。足柄サービスエリアの吉野家で夕食を食べて、森町パーキングエリアでトイレ休憩を取った。
自宅に着いたのは22時過ぎ。新幹線を使うよりも40分ほど時間はかかったけれど、車での移動の方が今回は楽だったし、自分に合っていると思えた。
十分なパーソナルスペースが確保されていたことが大きかった。
帰宅してもしばらくは感情の変化はなかったが、時間が経つにつれて心が動き出した。
だが、そんな感情もすぐに打ち消されてしまった。
今の自分にとっては府中のマンションの方が過ごしやすいからだ。
戻ってきてすぐに、今の自分にとっての自宅は広すぎて、機能的ではないことを痛感した。何をするにしても、どうしても同線が長くなってしまうからだ。
1Fはリビングダイニング、和室、応接室と浴室。
2Fは主寝室、フローリング、小さな和室とクローゼット。おまけにお手洗いは1Fと2Fにそれぞれある。
おまけに無駄な荷物が多いせいで、全く片付いていない部屋ばかりだ。
逆に府中のマンションはワンルーム。入居して2週間ということもあってまだまだ物が少なくてスッキリとしている。
自宅から連れていったお掃除ロボットは活躍中。おかげでそれなりに片付いている。
旅人気質のような正確な自分にとって、居を構えたことは間違っていた気がする。
自分にとって人生の一番の失敗は家を建てたことだと改めて痛感した。
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