淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

いい意味で

 今週は時間が過ぎるのが早かった。いい意味で仕事に追われていたから。
 こちらに来てからの平日は7:15に起床して、8:00にマンションを出発する毎日。
 おまけに二日ほど、来月からの講義の準備のために他の講師たちと2時間ほど一緒に残業した。

 雨が降っていれば車、降っていなければ自転車で仕事先まで通っている。
 乗っている自転車はマンスリーマンションでレンタルしているもの。レンタル料は月毎に1000円で安いのだが、自転車は値段相応だ。
 乗っているとサドルやハンドルに路面の振動が伝わってきてガタガタと震えるし、ブレーキの効きは左右のバランスが悪いだけでなく、ブレーキングするたびに甲高い音がまわりに響き渡る。

 それでも、自分はその自転車が気に入っている。
 こちらに車を持ってきてはいるが、予想したよりも車のハンドルを握る機会は少ない。
 理由はいろいろあるけれど、一番の理由は細い道が多いからだろう。
 地元の名古屋だったら車で行く距離もガタつく自転車のペダルを漕ぐことが多い。

 仕事場やマンション付近に坂が少ないこともあって、自転車で府中の街を走るのは快適だ。季節がより、そう感じさせているのかもしれない。
 五月の風の中でのサイクリングは気持ちがいいものだから。
 自転車で走り回っているおかげで、今まで訪れたことがあったそれぞれの場所が繋がりはじめた。
 点と点でバラバラだったものが線になってきたのだ。
 土地勘が身に着いてきた分だけ、少しずつ府中に思い入れが湧いてきた気もする。
 府中に来て三週間。来たころに比べると街へは愛着だけでなく、詳しくなってきた。
 府中刑務所はまだ訪れてはいないが、東京競馬場へは足を運んだ。結局、馬券は買わなかったけれど。

今日のお散歩ショット。

 仕事では先週前からちょっとした変化があった。
 70名近い生徒が2クラスに別れたこと。
 受講生の自己申告に基づいて、講義のスピードが速いクラスとゆっくりのクラスに別れたが自分は後者のクラス。 
 しかも、そのクラスで10人の受講生を直接担当するようになった。チューターみたいなものを連想してくれれば近いのかもしれない。

 三日に一度のペースで受講生から1対1で報告を受ける。
 受講生は今、一日置きの出勤。タイミングによってはオンラインの時もあるが、対面でもオンラインでも差はない気がするし、オンラインの方がかえって受講生に寄り添えているような気さえする。

 自分が受け持っている彼らは全員がJavaの初学者。
 彼らの担当になったのはオブジェクト指向の学習に入ってからだが、彼らの中での差は顕著になってきた。
 20年以上前にJavaを勉強した自分。オブジェクトという言葉さえチンプンカンプンだったのが懐かしい。
 出来の悪い受講生の方が可愛げを感じたりするのは、かつての自分を見ているような気がするからなのだろうか。

 Javaの講義はほぼ金曜日で終わったので、来週からは演習問題を解いて理解をより深めていくだけ。
 この週末、彼らがどのように過ごしているのかが気になる。この感覚は親心に近いのではないか。
 人としておかしな自分がこんな感覚を覚えるなんて、不思議なものだ。

今日の写真のモデルは、初めましての渡邉みみかさん。