淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

新鮮

 今回の東京滞在は新鮮だ。
 50代になってなんでもないはずの日々をそんな風に感じられるなんて素敵なことなのかもしれない。
 マンスリーマンションでの暮らしはもっと殺伐としたイメージを抱いていたけれど、いい意味で期待を裏切られている。

 自分が住んでいるマンションは二棟あり、普通の賃貸とマンスリーとで別れているようだ。
 特筆すべきなのはシェアハウス的なものを意識した設計のようで、共有スペースが多いことだ。
 入口にはフロントと小さな売店がある。ちょっとしたトレーニングができるようなジムスペースやミニサウナまであるようだ。
 自分はサウナに興味はないが、サウナ好きにとっては嬉しいだろう。

先週は一年ぶりに二郎の府中店に行きました。

 マンションには管理人たちがいる。自分が今、知っている限りでは男性二人と女性一人。
 アラフィフの自分がジイちゃん、バアちゃんと言っても差し支えないような年齢のように彼らは見える。

 自分が出勤する時間にはマンションの外まわりを掃除していて、自分の帰りが早いときにはフロントに座っていることが多い彼ら。
 出勤するときはほぼ管理人さんたちに挨拶するし、仕事を終えて戻ってきた時にはまだ彼らが居れば、朝と同様に挨拶できる。
『行ってきます』と『ただいま』を普通に口にする暮らしが味わえるなんて想定外だった。
 だから、平日は残業したくない。『ただいま』の言葉を彼らに対して口にしたいから。

 昨年と違って休みの過ごし方も今年は違う。訪れたことがなかった駅や街を訪れている。
 二子玉川、府中本町、大塚、日暮里、豊洲、門前中町などなど。
 今回はカメラを持ってきたことも自分の暮らしを潤わせている気がする。
 上記に挙げた街のなかでは撮影会に参加するために降りた駅も少なくなかったから。

 昨夜ははじめて御徒町の駅で降りた。二十歳のころからの友人と呑むために。
 山手線にそんな駅があることすら知らなかったが、改札を出ると人が溢れていた。
 通りから少し入った居酒屋でグラスを傾けたが、21時過ぎには解散した。

 友人は京成で帰るとのことだったので、居酒屋を出ると二人で上野駅まで歩いた。
 表通りにはメイドカフェやコンセプトカフェの多くのスタッフが客引きをしていたのが目を引いた。
 秋葉原に近いからこその光景だったのかもしれない。

 京成線の駅前で友人と別れて自分はJRの駅に向かった。
 前に上野駅を訪れたのは何年前か思い出せなかった。動物園でパンダを見たことだけは覚えているが、誰かと一緒だったかさえ記憶に残っていない。

 分倍河原の駅まで戻ってくると23時近く。
 解散した時には少し早い気もしたけれどよい時間に思えた。
 ここまで、戻ってくるのにはそれなりに時間がかかったから。

 はしご酒をしたわけでもないけれど、夜が更けていたこともあって、なんとなく週末の夜に満足できていた。
 駅前では何度か見かけたことがあるガールズバーのスタッフが客引きをしていたけれど、全く惹かれることはなかった。
 というか、分倍河原の駅通りにはキャバクラとかガールズバーは似合わない気がする。
 新田義貞銅像が似合っているかは、それはそれで微妙だけれど。

今日の写真のモデルは望夢さん。