淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

和装ポートレート

 最近、『週末』という表現が気になってしまう。
 日曜日から週は始まって土曜日に終わるはずなのに、『週末』という言葉のニュアンスには、土日を差すことが一般的ではないだろうか
『週末の夜』と書くと、読んだ人は金曜日か土曜日の夜だと考える人が多いかもしれないが。

 いきなり話が脱線したが、本筋の話を進めよう。
 先週末の日曜日はゆっくりと起きて、土曜日の夜に居酒屋の駐車場に置きっぱなしにしていた車を取りに行った。
 昼からはカメラバッグを載せた車を30分ほど走らせた。行き先は、『株式会社NAITO』の工場。
 工場の敷地内に作られていた和室で催された、ポートレートの撮影会に参加するために。
www.spacemarket.com
 工場の門をくぐると、撮影会の関係者の誘導に従って車を停めて、建物の中に入った。
 エレベータで昇ると建物の外観とは違った、和の空間が拡がっていた。
 ちなみに、自分が参加した撮影会は以下になる。
http://ritz-photo.jp/offer20200209_wafuku.htmlritz-photo.jp
 着るのも、人の装いを見るのも和装にはあまり興味がない。ポートレートを撮りはじめてからも、それはあまり変わっていなかった。
 それでも昨夏に一度だけ、浴衣姿のポートレートを一回だけ撮影させてもらったことがある。

 興味がなくてもチャンスがあれば、一度は試してみることにしている自分。プライベートで自分が関心のあることに関しては特に。
 自分の価値観を広げ、経験を増やすためだ。
 今、自分が夢中になっているウインタースポーツやポートレートを撮影することだって、経験するまえは興味がないことだった。

 和装と同じように、ポートレートでも興味がないジャンルはある。モデルの装いであれば制服や水着。
 それでも、何回かは制服姿のモデルさんをファインダーに収めたし、未経験である水着の女性の写真もいつかは挑戦するつもりだ。

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撮影会の最後の囲みショット。左からみくみきさん、なつめさん、ゆる子さん。
 参加した和服撮影会は13時30分から15時30分までの2時間。7人のモデルさんに撮影させてもらった。
 魅力的なモデルさんばかりだったこともあるだろう。いつの間にか夢中になっていた。室内なので、ライティングなどの難しさもあって、なかなか思うような写真を撮ることはできなかったが。
 また、知らないモデルさんが多かったことが自分を新鮮な気持ちにさせた。

 似たような機会があったらまた参加したいと、素直に思っている。
 二時間ほどの間に、まだまだ自分に足りないもの、課題も発見できた。
 また、自分が知らない素敵なモデルさんが多く居ることも。そんな彼女たちを撮影する機会が、意外と身近にあることにも気がつくことができたし。

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今日の写真のモデルは初登場、小鞠こまちさん。

文春離れ・インスタ離れ

 歯医者に通院をはじめた。
 お世話になっている女性歯科医から、キャラメルを食べてはいけないと言われていたのだが、その誓いを破ってしまったことが発端だった。
 仕事中、気分転換に現場がある工場内の購買にサボりに行ったらキャラメルが目についたので、そのまま買ってしまった。

 オフィス内の自席では飲食禁止になっているのだが、飴やガムなどは許可されている。おかしなローカルルール。
 自分の席に戻るなり、恐る恐るキャラメルを一粒口に入れた。噛まずに嘗めるようにして、久しぶりのキャラメルを味わった。
 マスヲは甘いものも大好き。お菓子の中でもキャラメルは好きな方だが、虫歯の治療のための詰め物が取れてしまうという理由で、歯科医から食べるのを禁じられていた。

 駄目だと言われると逆らいたくなるのは人の性。
 ひとつ食べて不都合なことは起きなかったので、続けて食べた。嘗めるだけでなく、普通に噛むようにして。
 一箱の半分くらいは食べただろうか。最初は、歯に違和感を覚えたくらいだったが、痛みに変わるまでにそれほど時間を要しなかった。
 翌日には、寝ている時に痛みで何回も目が覚めるほどの痛みに。仕事にも集中できなくなり、ロキソニンが手放せなくなった。

 歯科医に通院したのは、二年ぶり。予約して診療を受けているが、相変わらずに予約時間よりも待たされたのは想定内。
 待合室である雑誌を手に取った。その雑誌とは週刊文春だ。
 最近は文春を読んだ記憶がなかった。少なくとも年が明けてからは。
 早速、東出昌大の記事を探して読んだが、世間が騒ぐほどのこととは思えなかった。オリジナルの記事を目にしてみても。
 この件で騒ぎ立てた人の中で、文春の記事を読んだ人はどれくらいいたのだろう?

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自分が今、働いている工場の門からほど近い場所に木陰がある。ポートレートの撮影でも使えそうなほどの。
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 ここ最近、自分があまり目を通さなくなったものがある。それは、Instagram
 かつては、twitterと同じくらいの頻度で目を通していたし、通勤中の時間つぶしにもしていたのだが、今では読書にその座を奪われてしまった。

 インスタは一度足が遠のくと、ますます距離が遠のくSNSではないだろうか。ストーリーズとかいうやつが、溜まりに溜まって、スマホで起動すると重くて仕方がないからだ。
 自分が関心のある著名人やモデルのアカウントをフォローしているので全く無視している訳ではないものの、少しずつ距離は広がっている。

 twitterだったらTL*1を無視しても罪悪寒を覚えないが、Instagramだと何故か気になってしまう。
 Instagramtwitterよりも写真が多いし、その写真も解像度が高いので、投稿に目を通すのに時間がかかってしまうことが気になっているのは、自分だけなのだろうか。

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今日の写真のモデルは初登場、みくみきさん。

*1:タイムライン

マスヲのイメージ

 週末土曜日の夜は、毎年定例となっている高校の同窓生たちとの新年会に参加した。
 会は20年近く続いている気がするが幹事はずっと同じ人物、高校時代の友人だ。
 宴会部長タイプということもあって、呑み会の幹事は今まで多く担ってきたが、最近はどうしても煩わしさを感じてしまう自分。
 愚痴も言わずに毎年気持ち良く幹事をしてくれている友人には、本当に頭が下がる。

 今年の会の開宴は19時。その時間に自分はまだ、タンクローリー車に灯油を給油中。自分が新年会の会場に着いたのは20時過ぎだった。
 それでも、仕事先から高速道路を飛ばし、自宅にも寄らずに直行したのだ。
 車は翌日、日曜日の朝に取りに行った。郊外とはいえ、居酒屋に普通に駐車場があるのはどうなのだろう? 自分が知るかぎり、愛知県では一般的だが。

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翌日、日曜日の朝に車を取りに行った際のワンショット。
 自分が着くと、他のメンバーはうっすらと酔っていた。
 自分のように毎年、参加し続けているメンバー。一昨年以来のメンバー。もっと久しぶりのメンバーも居たが、彼らの開口一番はほぼ決まっていた。ほぼ同じことを自分に尋ねてきた。
 仕事は何をしているか。以前会った時の会社にまだ勤めているかを。

 昨年以来でも、一年以上の間があったとしても久しぶりに会う同窓生たちから見た自分のイメージは、同じ会社にずっと在籍していないということで、統一されていた。
 システムエンジニアをしていることは抑えてくれてはいたが。

 そう思われても仕方がない。履歴書の欄が足りなくなってしまうくらい、いくつかの会社の社員になってきたから。
 それでも、昨年の新年会の時に勤めていた会社には4年以上、在籍していたのだが。

 聞かれるたびに、彼らには答えた。昨年の三月に勤めていた会社を辞めたこと。今、所属している会社には、昨年の9月から勤めていることを。

 自分と同じ業界に身を置いている同窓生が、あることを話してくれた。たまにだけれど、このblogを読んでいると。
 しかも、自分が文末にポートレートを掲載するようになったことも知ってくれていた。
 そのことの感想を尋ねると、ポートレートはあった方がいいらしい。

 カメラと距離を取ることは考えていないが、ポートレートの撮影を辞めてしまおうかと思う事がここのところ、何回かあった。
 このblogでもSNSでも書いたことはなかったし、オフラインで友人に話したこともないと思っているが。
 だが、久しぶりに会った彼にそう言われたことが、ほんの少しだけ励みになった。

 辞めようと思っても、簡単に辞められるものではなかったのかもしれないが。人が一度、本気で夢中になったものを。

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今日の写真のモデルはまやさん。

時給にすると千円くらい

 ほしかったですね。
 昨日、灯油の移動販売で巡回先から営業所に帰ってきた時に社員からかけられた言葉だ。
 先週に引き続き、今週も2,000リットルにポリタンク三個ほど届かなかった。
 先週はそのことにそれほどの意味がなかったと考えていたのはうかつだったとしか言いようがない。

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昨日、灯油の巡回販売中にトイレ休憩で休んだ時のワンショット。
 灯油の移動販売の給与は日給と歩合給の二本立て。
 日給は12,000円。歩合給は1ℓあたり4.5円。だが、歩合が加算されるためには条件がある。一定数量の売上げが必要なのだ。
 そのことは面接時に聞かされていたが、閾値のことをいい加減に聞いていた。
 普通に働けば、楽に超える数字だと説明があったから。

 歩合が発生する閾値は2,000ℓ。いくら暖冬とは言っても自分の能力、自分が担当するエリアでは超えるのは難しい数字のように思えてきた。
 自分が一日に走行する距離は140㎞。営業所を朝の7時に出発して木曽川長良川を渡る。いくつもの団地やニュータウンを巡って営業所に戻ってくるのは19時過ぎ。
 その後に給油やお金の精算をして入金すると、早くても19時30分は過ぎるし、20時を超えたことも一度や二度ではない。
 拘束時間は12時間超。歩合がない場合、自分の懐に入るのは12,000円だけ。しかも、そこから毎日、ローリー車の自動車保険代金も天引きされる。
 拘束時間で除算をすると、時給換算では1,000円くらいになることに気がついた。
 丙種とはいえ、危険物の資格を取得してまで準備した仕事の給与としては、期待外れだった。

 お金の面だけを考えると、馬鹿馬鹿しくてどうしようもない。一瞬、辞めようかとも思ったが、すぐに冷静になった。
 この仕事をすることによって、金銭以外に自分が何か得ているかを考えてみた。
 具体的に言葉にして説明するのは難しいが、無いとは言いきれない。

 お客の何人かの顔も浮かんだのは事実だが、他に感じたことがある。
 それはちょっとオカルトめいたこと。
 自分が担当するエリアは長良川長良川の支流に縁があるエリアばかり。ひょっとしたら、自分の人生は長良川に縁があるのではないかと、唐突に思えてきたからだ。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 一昨年の夏、長良川の支流である津保川が洪水した後に、災害ボランティアに参加したこと。
 大昔になるが20代の若きころ、長良川河口堰の建設反対の集会に参加したこともいつの間にか思い出していた。
 ウインタースポーツ好きなので20代のころから、長良川の源がある奥美濃地区のスキー場にも数え切れないほどに足を運んでいることも、全て繋がっているのかもしれないと。

 そんなことを考えると、費用対効果以外のものを感じる。単なる自分の思い込み、勘違いかもしれないが。
 ときによって人の人生は勘違いによって前に進んでいくことがあることも、年を重ねて知ったことのひとつだ。

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今日の写真のモデルは初登場、玖音さん。

他人に嫌な気持ちをさせてまで一生懸命仕事をするな

 今週は早かった。二月の第一週はあっという間に過ぎた気がする。祝日もなく、早退も遅刻もしていなかったのに。
 中身が濃かったとは思うが、充実とはほど遠い。同じような一週間をまた過ごしたいかと聞かれたら、大きな声で答えたい。いいえ、と。

 波乱はあるゲストと共に訪れた。月初めでもあった月曜日に、自分たちのグループに新たなメンバーが加わった。
 男性で未年のアラフォー。席は自分の右隣。プログラマーの役割として。
 自分は設計者、彼が作成することになるプログラムを担当しているので、関連性が深くなることはわかっていた。

 彼が着任するにはある経緯があった。一次請け会社の現場リーダーが彼を面接した後のこと。自分たちメンバーに、彼の着任の是非を問うた。
 一次請けの会社の責任者が、末端作業者にそれなりに重要なこと、お金が絡むことを相談したのだ。
 そんなことは今まで経験もなかったので驚いたが、それ以上に呆れてしまった。
 それなりの立場の人間が、自身で決めるべき問題から逃げていたから。
 形式上は皆の総意で断ったことになったが、その場の空気をコントロールしたのは、紛れもなくリーダーだったから。

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通勤途中のワンショット。
 だが、人生は誰にだって意地悪なもの。
 リーダーの意見とは裏腹に、会社対会社の思惑で新しいゲストは着任することになった。
 そんなことも影響していたのかもしれない。初日だけは新しいゲストの面倒を観て欲しいと、リーダーから自分が依頼された。
 月初でリーダーの手が忙しくなりそうなのが理由だったが。

 そう言われた自分は戸惑っていた。未だに今の現場のことは、右も左もわかっていないからだ。
 一か月と言う月日は短くはないものの、それ以上に問題があったからだ。

 自分にとって必要だと思われる情報があまりにも足りていなかった。様々なマニュアルはともかく、まともな手順書もない。
 まわりに聞いても彼らが困るような塩梅。かろうじて、自分のお客であった二次請けの現場リーダーが、聞き役だけにはなってくれていたが。

 右隣に着任したエンジニアは初日からギラついていたし、尖っていた。
 そうなってしまうのは理解できた。環境がなせる技だ。
 自分の向かいに座っているエンジニアはある日の帰り道、自分に次のようなことを話してくれた。あの現場の人たちはたいした説明もせずに相手がわかってくれている前提で物事を依頼してくる、と。
 覚えているということは、自分の心に刺さっているからだろう。

 彼のひたむきな気持ちが昨日の夕方、爆発した。彼とリーダーと話し合いの場に、自分だけが立ち会うことになってしまったからだ。
 仕事に真剣だからこそ、彼はムキになっていた。喧嘩腰になっていた。
 はじめはいなそうとしていたリーダーも、次第に熱くなっていった。

 キャラに似合わず、昨日は自分が二人の仲裁をすることになった。
 いがみ合ったままで、話が全く進まなかったから。
 彼らの心中は知らない。というか、そんなことを慮るほど自分には余裕がなかった。正直、心の中では哭いていた自分。
 他人を傷つけてまで、仕事を真面目にする必要があるのだろうか。自分には全くそう思えない。

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今日の写真のモデルは真辺あゆみさん。