淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ハラスメント

 今朝、同じチームのエンジニアとエレベータで2人きりになった。こちらから挨拶をしたら無視された。自分としては想定内だったが。
 むかしの、自分だったら今よりはナイーブだったのでそれなりに傷ついていたかもしれない。
 傭兵稼業で戦地を転戦して鍛えられた今の自分は、全く応えていない。それどころか、相手のことを可哀そうな人だと思えるようになったほどだ。
 ちなみに、自分に挨拶できない彼は先日のblogで取り上げた30代後半の1人だ。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 今日も自チームの紅一点とはにやけて談笑していた。
 彼の所属は自分が所属している会社から見たら発注元の会社。力関係でいえば、彼の方が上になる。
 自分が挨拶をしたのに無視されて、傷ついたことが認められればパワーハラスメントになるだろう。彼にはそんな意識も無いくらい鈍感だと自分は考えているが。
 自チームの女性と話している内容も、相手が嫌悪感を抱けば、当然セクシャルハラスメントにもなるが、彼は気がついているのだろうか。
 実は、こっそり彼女に会話を録音されていたりして。

 昨日、自分の机がある隣の島で、管理者と思われる人物が中国人技術者に随分横柄な態度を取っていた。
 管理者に詰問されていた中国人の彼が弁明をしようとすると、管理者は話を聞こうとしないで自分の発言で遮っていた。
 自分が見ていても気分が悪くなったし、話す隙間を中々与えられなかった彼にはつくづく同情した。
 そのやり取りは誰が見てもパワハラに当たるだろう。

 今思い返すと、自分も外国人の技術者と仕事を一緒にはじめたころは、彼らに対して横柄な態度を取ったこともあっただろう。
 だがこの仕事を続けていたせいで、気がついたことがある。
 日本に来ている外国人の技術者達は、ほぼ全員高等教育を受けている。それだけでなく、それに相応しい技術力も身につけている。当然、自分よりもはるかにスキルが高い。
 彼らに自分は助けてもらっているという意識が、次第に自然と芽生えてきた。
 そんな思いで仕事をしていると、彼らとコミニケションも上手く行きだした。今ではよく外国人技術者と仕事をすると、助けられることが多い。

 自分より弱い立場の相手を攻撃したり、認めない行為はどうして起こるのだろう?
 幼少期に家庭、幼稚園や保育園でまわりの大人たちに言われなかったのだろうか。自分より弱い立場の人間を助けなさいと言われたことを。
 それとも、大人になる過程でただ忘れてしまったのだろうか。

 偉そうなことを書いている自分も、そのことを忘れてしまっている時もあるだろう。
 だが、子供のころに言われたことを忘れなければ、酷いハラスメントは起こり難いと思うのだが、どうだろう。