一昨日と昨日、雪遊びに行ってきたがスキーはともかく下手くそなスノーボードで遊んでいると汗だくになってしまった。
クリスマスを過ぎてからも年末寒波が来る気配はないまま。ゲレンデに居ても暖かくて冬とは思えないような寂しい景色だった。
暖かい日が続いていることもあってか、例年以上に師走を感じなかったけれど、それでも今日は大晦日。
例年の通りに『七味五悦三会』で今年を振り返りたい。
『七味五悦三会』とは江戸時代の人々が大晦日に家族同士で、七つの美味しかったもの、五つの楽しかったことや嬉しかった思い出、三つの新しい出会いを語らいながら過ごす風習のこと。
この粋な風習を知ると好きになったので、上半期の終わりと大晦日にはこのテーマでblogの記事を書き続けている。
ちなみに上半期は以下の通りだった。
hatehatehahaha.hatenablog.com
まずは七味。
- 御嶽スキー場のララカレー
- けんますクッキングの棒ラーメンのアレンジ
- 豆腐皮のサラダ
- 冷やし納豆パスタ
- 悪魔の目玉焼きご飯
- カレーつけ麺
- シャインマスカット
上半期から増えた五味にのみ触れていく。
コロナ禍から自分の食生活はすっかりと変わってしまった。
外食をすることが激減。自炊することが当り前になってしまった。
東京のホテルで連泊して仕事をすることが多かった四月から六月までは、珍しく外食することが多かったのだが苦痛だった。
お金がかかる以上に自分が食べたいものを作って食べられなかったことがストレスだった。
だが、今年の七味で一つだけ外食で食べたものがそんな生活が続いていたときに出会えた。
それは豆腐皮のサラダ。仕事後のある夜に品川の中華料理屋で食べた前菜の一つだった。
豆腐だけではなく納豆や油揚げなどの大豆製品が好きな自分だから、豆腐皮が気に入るのは当り前だったのかもしれない。
名古屋に帰ってから、豆腐皮を買って家で自分なりに調理して食べたけれど、品川のあの店で食べたレベルにはほど遠かった。
自分が知る限り、餃子の王将やバーミヤンで豆腐皮を扱ったメニューを見かけたことがない。
ちょっぴり本格的な中華屋さんまで出かけないと、豆腐皮を扱った料理を探すことができないのかもしれない。
今年も料理系YouTuberにはお世話になりっぱなし。
彼らが提供してくれたレシピの中で、夏以降に一番はまっていたのは冷やし納豆パスタ。料理のおにいさんこと、リュウジさんが考案のメニュー。
簡単、手早く作れて、材料が安くて美味しいという夢のようなメニューだ。納豆が食べられてラッキーだった。
今夏のテレワーク中のお昼はこれと冷やし中華ばかりを作って食べていた気がする。
bazurecipe.com
リュウジさんのレシピから、もう一つ。
料理を作ることは割と苦にならない方だけれど、それでも何もしたくない時だってある。そんな時にお勧めなのが悪魔の目玉焼きご飯。
わさびとバターが出会うとこんなにも爽やかで旨みが産み出されるとは想像もつかなかった。
料理嫌いの人にもお勧めできるレシピではないだろうか。
何度か試した結果、自分は卵を一個にしている。片目の方がより悪魔っぽいし。
bazurecipe.com
料理系YouTuberのレシピをもう一つ選んだが、それはカレーつけ麺。上半期に選んだ棒ラーメンのアレンジを考案した、けんますさんのメニューだ。
名古屋っ子であれば小学校のころに、給食で楽しみにしていたのはカレー麺。ソフト麺をカレー汁に絡めて食べる生徒たちに大人気のメニューがあったが、これに似ている味だった。
けんますさんのレシピ通りに作っても美味しいけれど、自分は少しアレンジして豚の挽肉と冷凍のミックスベジタブルを入れるのがお気に入り。
これを自分で作って食べていると、少し懐かしい気持ちまで味わえる。
tuberecipe.com
七味の最後はシャインマスカット。
夏の暑い日に、娘が遊びに来ていたときにドライブがてら生産者の直売所までブドウを買いに行ったときに出会った。
それ以来、スーパーなどで見かけて何度か食した。決して安くはないが、それでも今年は豊作でお求め安い価格だったとのこと。
今の自分にはシャインマスカットを食べることは贅沢。
せめて、果物くらいは気軽に食べられるような暮らしに行き着きたいものだ。
次は五悦。
- 会社を辞めてフリーランスになったこと
- IT講師の仕事に挑戦したこと
- 娘が家出してきたこと
- 娘と東京ディズニーリゾートへ訪れたこと
- フリーランスのままで年を越せそうなこと。
五悦は上半期とほぼ変わらずに、一つ増えただけ。
三月に会社を辞めた後、個人事業主としてなんとか仕事を続けられたことはラッキーだった。
ちなみに、今手伝っているシステム開発の仕事は二月まで受注できている。
四月から六月までのIT講師としての自分の評価はそれほど悪くなかったようなので、なんとか来年もお手伝いさせてもらえそうだ。
年が明けてからは確定申告をクリアしなければいけないことが気になってはいるが、税理士の友人が世話してくれると言ってくれているので、なんとかなるのではないかと思っている。
最後に三会。
考えたけれど、やっぱり選べなかった。今年も選べなかった。
人との出会いは、どうしても選べない。
人生ではとても大切なことだという気持ちがより強くなっているからかもしれない。
来年も自分は同じようなことを考えているのだろうか。それとも、特別な出会いがあったと強く思えるようになっているのだろうか。
2023年は決して悪くなかった年だった。自分としてはよく遊び、よく働いた一年になったように思う。
別れて住んでいる娘と、ディズニーランドへ一緒に遊びに行くだけでなく、多くの時間を過ごせてよかった。
仕事では新しいことにも挑戦したし、真剣に取り組んだことも少なくなかった。
趣味であるポートレートでは、秋以降は精力的に撮影の機会を増やせた。
雪遊びでゲレンデに訪れた回数が少なかったことは少しだけ心残りだった昨シーズン。その分、今シーズンは雪遊びに励みたい。
この文章を読んでくれた人が、穏やかに新年を迎><えることができますように。