淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

先立つもの

 朝から雨だった月曜日。静かな雨の中、平日がはじまった。
 少しだけやる気が出てきたのはなぜだろう。土日に上手くリフレッシュできたのかもしれない。
 気持ちや感じ方が些細なことで変わってしまうのは、自分だけなのだろうか。

 寝室で仕事用のノートパソコンの電源を入れなかった朝も、平日にきちんとした朝食を食べたのも久しぶりな気がした。
 珍しく午前中から集中して仕事をしたけれど、それで何かが変わる訳ではない。
 少なくとも今の案件で自分が受け取る対価はそれほど変わらないだろう。

 午後のおやつの時間のころには、今日中にやらなければならなかった作業の目処が立ったので、来月からの仕事に関しての雑務をはじめた。
 その内容はマンスリーマンションの賃料の払い込みとパソコンの購入。
 半日で支払った金額は100万を越えなかったが、50万は軽く越えた。ちなみに単位は銭でもペリカでもない。

 マンスリーマンションの賃料は決まっていた支出。
 パソコンの購入はずっと迷っていたが思い切った。
 今の自分のメインPCはノートパソコン。6年以上は使っているし、あちこちで不自由が出てきていたから。
 システムエンジニアとしてはパソコンが必要になる場面があまりにも多いので逃れることが難しい支出だけれど、簡単に見過ごせるほどの金額ではない。

 じつはデスクトップパソコンの性能も時代遅れになっているので買換えなければならないが、今の懐具合では難しい。
 何かが起きたことを考えるとデスクトップとノートパソコンの二台あった方が安心だ。

 なんとか来月からの講師の仕事をやりきって、夏の終わりから年末にかけて買換えることができればと考えてはいるが2Fのエアコン、せめて寝室だけでも修理したい。
 ただただ、先立つものが自分には足りないだけだ。

 趣味にもお金をかけたい。買ったばかりだと思っていたスキー板も来シーズンで7年目。
 自分の滑走ペースを考えるとスキー板は寿命が近いだろうがブーツはすでに瀕死の状態、ヤレヤレ。
 スタットレスタイヤも買換えたい。板やブーツよりもタイヤの方が命に関わるので必須だ。
 お金が出ていく話ばかりになってしまった。

 ただ、ふと思った。ここ数年の自分はあまりにもお金に対してシビアになりすぎていると。
 そのせいで自分を追いつめて、疲れさせていたのではないかと。
 ある程度はお金にルーズな方が自分らしい気もする。

今日の写真のモデルはゆうかさん。

彼岸を過ぎても

 すっかりblogの更新を怠ってしまった。
 今月になってからは、なにかとやる気が沸かなったが、先週からはより顕著になっていた。

 特別な原因に思い当たることはないけれど、強いて挙げるならば今月前半まで関わっていたプロジェクトに振り回されていたこと。
 そのプロジェクトの納品が先々週末に終わったことが少しは影響しているのかもしれない。
 燃え尽きたと言えるほどに気持ちを込めていた訳ではないが、もともとなかった気持ちがより抜けてしまったのは事実のような気がする。

 それでも、四月からの講師の仕事の準備をしなければならないこともあって、気持ちはなかなか休まらない。
 ならば少しでも安心できるようにテキストの読み込みなどの準備をすればいいはずなのに怠っている。
 届き続けるテキストの検品だけはしているが、一冊もページを開いていない。

 おかげで、先週に参加した講義のためのオンライン講習会で恥をかいたし、一緒に組むはずの講師からの信用もおそらく失っただろう。
 だが、仕方がない。それが今の自分の状況だから。

 自分がどのように過ごしていても、時間だけは過ぎていく。
 気がついたら彼岸が過ぎてしまっていた。墓参りをすることもなく。
 父が亡くなってからは盆、正月と彼岸はまめに墓参りをしていたのに。

 ここ数年に比べると、今年の三月は暖かい日がそれほど多くなかった気がする。
 というか、彼岸に入ったころからは寒さを体感する日が何日かあったし、家でエアコンをかけたこともあった。
 それまで、今の家に住み始めてからは三月に自分でエアコンのスイッチを入れた記憶がない。

今日のお散歩ショット。

 逆にそんな寒さを今日は逆手に取ることができた。野麦峠スキー場で雪遊びをしてきたからだ。
 昨日も今朝も降っていたようで、自分が見た今シーズンの野麦峠では一番の積雪量だった。
 朝は少し寝坊したこともあって、現地に到着したらリフトが動いていたのはお約束。
 それでも、車を停めるとすぐに着替えてゲレンデに向かうと9時前。
 久しぶりにシュプールが少ないゲレンデを楽しんだ。
 野麦峠スキー場の今季の営業は今日まで。最終日までほぼ全てのコースを楽しめただけでなく、ゲレンデはシーズン終盤とは思えないような風景だった。
 風も穏やかで暖かかったのはよかったけれど、午後からは板が止まりがちだったのはご愛敬。

 スマホアプリの記録によると、今シーズンに野麦峠で遊んだのは五日間。シーズンチケットホルダーとしては、少し寂しい気もするが、気分よく最終日を楽しめたのはよかった。

 まだまだ、雪遊びの季節は終わらない……。

今日の写真のモデルは永井ももさん。

玄関先が虚しい

 先週も仕事に追われて終わった。昨年末から手伝っているろくでもないシステム開発の手伝いと四月からの講師の準備で。
 開発の作業のフェーズは単体テスト。実際はそんなフェーズとはいえない状況だ。
 まだまだ仕様に隙間はあるし、お客同士の合意さえも怪しい。
 なんちゃって仕様屋の自分の視点でみると、仕様に大きな問題があることに気がついているが、もちろん黙っている。見下している相手から本当のことを言われると機嫌が悪くなる人がほとんどだからだ。
 この仕事のせいで三月だけでも日付が変わるまで残業したのは三度。
 アラフィフにとって過剰な残業は心身ともに堪える。

先週のお散歩ショット。

 一緒に仕事をしている最年少のメンバーに、この仕事は今までで何番目に酷いかを問われたので、一番や二番ではないと答えた。
 手伝いはじめた当初から、よくある酷いプロジェクトだという匂いはしたが、ここ数週間は希に見るボロボロなプロジェクトだと痛感させられてばかり。

 そんな状況でも、今のところはこのプロジェクトに関わった人間が一人として離脱していないのは何よりだろう。
 酷いプロジェクトでは会社を辞めたり、会社に来なくなったりするメンバーは珍しくないし、そんな現場を自分は今までに何度も見てきた。

 気持ちのよくない愚痴を書き連ねているが、そんな状況を招いたのは自分のせいだという自覚はある。
 フリーランスなので、サラリーマンよりは仕事は選べる立場だったのだから。
 今月は確定申告もあったし、四月からの講師の仕事の準備もしなければならないので、システム開発の仕事を請けるか迷っていたが、判断を誤ってしまった。

 フリーランスになって間もないこともあって、エージェントや請けた会社に忖度してしまったこと。少しでも現金をキープすることを優先してしまったことを悔やんでいる。
 今後、同じような判断ミスは避けたいが、何回かは繰り返してしまう気がする。

 昨夜は仕事を終えた後に、翌日に備えて雪遊びの道具を玄関先に並べてから眠った。
 普段だったら車に積み込むが力も尽き果てていたし、起きられる自信もなかったからだ。
 実際、起きたのは普段の平日とほぼ同じ時間。手元にあったスマホを見ると、アラームのセット画面が映っていたが、セットはれていなかった。起きたいと思っていた時刻をセットする前に力尽きたようだ。

 今朝、寝室から出て階段を降りると虚しい光景が広がっていた。
 スキーとスノーボードの道具が玄関で朝陽を浴びていたから。

 今シーズンはあと何度、雪遊びに出かけられるのだろう。生きている間にあと何度、雪遊びができるのだろう。
 ちなみに、独身者は妻帯者よりも平均寿命が10年ほど短いらしい。おそらくは健康寿命も比例しているのではないか。

今日の写真のモデルははなみん。

振り回されても

 昨日の日中のこと。用があって母親に連絡をしたのだが、なかなか返事がなかった。電話とLINE、どちらでも連絡したのだけれど音信不通。
 後期高齢者になったこともあって、仕事をしていてもずっと気になっていた。
 寝ようと思ってベッドに入った時だった。母からのLINEのメッセージがやっと届いた。
 すでに日付が変わっていたので、今日の未明のことだった。
 自分が連絡してから母親は何をしていたのだろう。他に優先すべきことがたくさんあったのだろうか。

 加齢のこともあるだろうし、父親がいなくなった暮らしに慣れたこともあるのかもしれない。最近の母親はよりマイペース。
 一緒に暮らしている訳ではないけれど、彼女とペースを合わせるのに戸惑いを感じることが増えてきた。
 歳を取ると自分もそんな風にまわりを気疲れさせるようになるのだろうか。

 彼女だけでなく、昔から自分は女性には振り回されっぱなし。
 こちらから女性に連絡しても、無視されたりしたことも少なくない。
 自分はイケテイナイし、お金持ちでもないので女性から特別扱いされることがほとんどないこともあるだろうけれど、そもそも女性はそのような生き物だとなんとなく思っている。

 ちょっと前、久しぶりに友人の娘に会った時のこと。小学生の彼女にぼやかれた。自分の娘にLINEのメッセージを送ったのに返信が来ないと。
 彼女は自分の娘からLINEのペア画を誘われたこともあって打ち解けたと思っていたのに、前触れもなく返事がなくなってしまったので寂しかったのだろう。
 自分は彼女に言った。自分が連絡をしても無視をされることは多々あると。
 本当のことだが、中学生の娘を持つ世間の父親はどうなのだろう?

 実は今、娘に対しての心配事が一つ出てきた。
 コンタクトを取ろうとして、さり気ないメッセージをLINEで送ったのは一昨日のこと。
 だが、今のところはノーリアクション。
 自分が娘に対して気になっていることは、彼女にとっては触れられると面白くないことだろう。
 だから、なんとなく感づいて自分とより距離を取っているのかもしれない。

 普段はあまり気になっていないけれど、一緒に住んでいないからこそ気になることもあるし、気にならないこともある。娘はどうなのだろうか。

 四月が来れば中学三年生になる思春期の娘。
 そんな娘の今日は誕生日。
 自分のような駄目な父親でも、やっぱり娘は特別な存在だ。

今日の写真のモデルはsaikaさん。

ミュート

 残業に追われているうちに、今週が終わろうとしている。
 一日中、家の中でパソコンに向かい続けている日が増え、平日にスーパーやコンビニへ買物に行く時間すら貴重だった。
 朝起きると、ベッドサイドに置いてあるパソコンの電源を入れるのがすっかりと習慣になってしまった。
 来月からは講師の仕事がはじまるが、朝が早い生活に対応できるのかが心配になってきた
 受講生が来る前に出勤して授業の準備をしなくてはならないから、講師の朝はなかなか早い。

先週末のお散歩ショット。今週はミモザの日なんてものもあったらしいが仕事仕事でした。

 品質がよろしくないパッケージのカスタマイズの仕事を手伝っているが、それもあと少し。今月末までの契約だからだ。
 お客への納期は来週の前半だったが、遅れることが確定している。

 馬鹿なお客と、そんなお客に振り回された一次請けの会社が一番の原因。
 SESとして働き続けてはまるプロジェクトの原因の一番はお客だと考えるようになって久しい。
 それでも、自分のように末端で仕事を受けていると、そんなお客に巻き込まれるかどうかは運だ。

 ろくでもない仕事に追われながらも、四月からの仕事の準備も進めている。
 eラーニング、オンラインでの説明会への参加、ホテルやマンスリーマンションの手配などなど。
 はじめて、マンスリーマンションを利用することにしたが、申し込みの手続きが面倒臭い。
 サラリーマンでない場合は前年の収入証明書が必要らしく、しかも利用料金は全額前払い。
 50万円以上をこの時期に前払いしなくてはならないのは大変だ。
 年度末と年度初めは税金などもあって、いろいろと物入りだから。

 昨日の午前中は忙しなかった。今の仕事の進捗会議に出席しながら、四月からの仕事の説明会に出席したから。
 リビングのテーブルに二台のパソコンを並べて片方のパソコンはTeamsを、片方のパソコンはZOOMを起動した。
 ヘッドセットとパソコンのスピーカーの音量を調節したりしたが、二台のパソコンから流れてくる情報を少しも理解することができなかった。
 元々、器用ではないからある意味では当然の結果だろう。
 どちらにも出席したという事実だけは残ったし、それが大事なことでもあった。

 今日、ある返事をした。今週の前半に追加で入った講師のオファーを断った。
 フリーランスになってから仕事を断ったのがはじめて。それなりに勇気が要ったし、迷っての決断だった。
 先方のエージェントからはその理由を聞かれたけれど、意図は何だったのだろう。

 今の自分は仕事に追われて疲れている。
 ただ、人生には疲れることが必要だとも思う。

今日の写真のモデルは月野さきさん。