今年も残り数時間。
例年と同様に今年も『七味五悦三会』で一年を振り返りたい。
『七味五悦三会』とは江戸時代の人々が大晦日に家族同士で、七つの美味しかったもの、五つの楽しかったことや嬉しかった思い出、三つの新しい出会いを語らいながら過ごす風習のこと。
この粋な風習を知るとすぐに好きになったので、上半期の終わりと大晦日にはこのテーマでblogの記事を書き続けている。このごろは自分でもちょっとした楽しみになっている。
まずは七味から。
七味は選ぶのに結構迷った。上半期に挙げていた『夏みかんの果実酒』を外した。
至高のマカロニサラダ、ブロッコリーの唐揚げ、キュウリのにんにくポン酢漬けとポテトチップスのしあわせバターについては上半期で触れたので省略したい。
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流行病の影響もあって外食する機会はまだまだ少ないが、それでも下半期はお店で美味しいものに何度か出会えた。
『伝串』とは居酒屋チェーン店新時代の看板メニューで価格は一本50円。価格を考えるとあまりにも出来すぎている。
www.phads.jp
生ビールも一杯190円でお財布にも優しいので今年は何度か足を運んだし、財布にはこの店の割引券が入っている。
次回来店時に前ドリンクが88円で飲める割引券が。
それまで神のように感じていた鳥貴族の存在が自分の中で薄くなってしまった。
お金がないのでどうしても安い店に行くことが多くなるが、それでもたまには奮発することもある。
自分が今年訪れた店の中でリッチな気分を楽しめたのは『天ぷらとワイン 小島』。
中学校からの友人3人が久しぶりに集まった店でもあった。
少し洒落た揚げたての天ぷらとセレクトされたワインが楽しめるお店だった。
tenpura-kojima.jp
実は自分は天ぷら屋で出される天ぷらが好き。1ヶ月近く海外旅行をして帰国した最初に食べた夕食が天ぷらだったのは懐かしいエピソード。
残念ながらその店は無くなってしまった。他にも贔屓にしていた天ぷら屋も潰れたので、この店は久しぶりに贔屓に出来そうな気がする。
七味の最後は『アサヒレッドアイ』。
今、自宅の冷蔵庫に二本冷えている。ビールはプレモルが一本しか入っていないのに。
世間ではレモンサワーブームが続いているのかもしれないが、自分のマイブームはレッドアイ。
行儀は悪いがビールを呑んだあとのビアジョッキにそのまま注いで呑むのがマスヲ流。
www.asahibeer.co.jp
プレモルやエビスなどのプレミアビールのあとにこいつを呑んでいるだけでちょっと幸せな気分になってくる。
ただ、この商品はなぜかあまり店では見かけないのが残念なところ。
テレビCMも見た記憶がない。このまま取り扱いが無くなってしまわないかが気になっている。
次は五悦。
- 貯金が少し増えたこと
- ドラクエ11S
- 大河ドラマ『青天を衝け』
今年の悦は三つだけだった。
上半期に挙げたのは貯金だけだったが、下半期からはペースが落ちてしまった。
ガソリン高騰の影響は大きい。給料はともかく会社から支給される交通費が変わっていないから。
今年は久しぶりにRPGにどっぷりとはまった。ゴールデンウィークを中心にかなりやりこんだ。
その作品は『ドラクエ11S』。一度blogにも取り上げたが、その後も遊び続けて総プレイ時間は213時間。
時間があればまだまだ遊びたいほどだが、他の誘惑が多い自分にはなかなか時間を作るのが難しい。
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BSも含めて高額な受信料を払っているからNHKの番組をそれなりに見ている。
昨年の大河ドラマ『麒麟がくる』はほとんどの放送回を見るほどに好きだった。
戦国時代が舞台の物語は食傷気味だったが、最後まで飽きることなく楽しめた。
放送開始前、今年の『青天を衝け』には全く興味を惹かれていなかった。歴史好きな自分だが、渋沢栄一なんて名前くらいしか知らなかったし。
それでも第一話だけは試しに見たのだが、全く面白くなくて次回からは見なくなってしまった。
だが、夏くらいから偶然が重なって見たら、すっかりはまってしまった。
今までに幕末を舞台にした物語は小説、漫画や映像などの作品との大きな違いがあったから。
主人公が海外にいて、国内の幕末動乱を国の外から見ているという視点が新鮮だった。
www.nhk.or.jp
それでも世間の評判は今ひとつ。視聴率が悪かったのにはびっくりしている。
主人公が偉人だったからという理由を何かで読んだが、あのドラマには説教臭さを自分は微塵も感じなかった。
ディズニーやジブリ作品の方がそのようなことを感じる自分は変わっているのだろうか。
最後に三会。
- 職場で知り合った草食系エンジニア
- たまさん
久しぶりに今年は二人。
一人は厳密には一昨年の10月に職場で出会っていたのだが、今年になって思えたから今年に入れたい。
同じ日に今の仕事先に着任した20代の男性エンジニア。何度かこのblogにも登場している。
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今年の前半までは席も隣同士。彼とペアで仕事をすることが多かったが、今は席も離れてそれぞれが別の作業をしている。
20歳以上も離れていてもそれなりに情報の交換ができることを彼は自分に気がつかせてくれた。
五悦の一つに挙げた『ドラクエ11S』をプレイしたきっかけは彼が勧めてくれたから。
彼と自分はどちらが先に今の現場を離れることになるのだろう?
たまさんとはポートレート撮影会で知り合った。
twitter.com
伝串を教えてくれたのも彼。
時々、反省会と称しては一緒にお酒を呑みながら撮影会やモデルさんのことなどをフランクに話すのが楽しかった。
今年の一年、自分にとって一番の特記事項は弟の結婚と離婚。
六月の初めにこぢんまりとした披露宴を行っていたが、婚姻届を出したのは、ずった後だったようだ。
夏の初めに披露宴を挙げて夏の終わりには別れた中年の男と女。
有給休暇を取得してまで披露宴に足を運んだこと、賞与よりも高額な祝儀を贈った自分は道化師のように思えてならない。
弟本人は披露宴前くらいからずっと愚痴ばかり口にしている。愚痴の内容はかなり変わってきているが、こちらの方が彼に何かを言ってやりたいくらいだ。
それでも、自分や弟にも新しい年がくる。当り前のように歳を重ねることになるだろう。いよいよ来年は50歳……。