淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

さみしい季節がはじまる

 一昨日、雪別れをしてきた。おそらく、たぶん。
 まだ、滑走可能なゲレンデはあるけれど遠いことと、次の仕事の準備をしなくてはいけないからだ。
 好きなことをするために時間と距離を言い訳にするのは格好悪いけれど仕方がない。それが今の自分だから。

 それでも、できるだけ後悔を少なくしたかったので、木曜日から日曜日までの三日間、雪遊びをしてきた。
 車中で二泊して木曜日は開田高原マイアスキー場、金曜日と土曜日は御嶽スキー場で。
 三日間の天気は概ね良好だった。金曜日は雨に少し降られたが、風が強くてリフトが止まるようなことにならなかったのはラッキーだった。

木曜日のお散歩ショット。開田高原マイアスキー場。

 開田高原マイアスキー場のリフト稼働開始は8:30、御嶽スキー場は7:30だった。
 この時期のゲレンデの朝の1時間はかなりの差がある。
 朝が苦手な自分にとっては、たとえ遊びでも早起きはキツいが、滑るとその甲斐はあったと思う。9時を過ぎると雪がモサモサになってくるから。

 どちらのゲレンデも今季の営業は昨日までだった。
 御嶽スキー場で一緒にリフトに同乗した人と雑談した際に、ゲレンデのコース幅を狭めればまだまだ営業できるはず、と口にした人がいたが、自分は両ゲレンデの判断は妥当だし、潮時だとも思った。温暖化が進んでいる今の状況を考えると。
 シーズンインは遅くなっているし、シーズンアウトも早くなっている。確実に雪遊びを楽しめる期間は短くなっている。

金曜日のお散歩ショット。御岳スキー場名物ララカレー。

 自分がスキーをはじめた30年前は、御嶽スキー場は五月の連休までは営業していたし、雪もたっぷりあったのを覚えている。
 ただ、残念だったのはそのころの自分には春雪を楽しむだけの技量がなかったことだ。
 もっと、早くに上達して高いレベルでスキーを楽しむことを意識していれば、自分の春の余暇の過ごし方はかなり違っていただろう。

土曜日のお散歩ショット。御岳スキー場。

 今シーズンの雪遊びは日帰りか車中泊ばかりだった。
 一人だと予約が難しい施設が目立ったことも理由だけれど、それ以上にお小遣いをケチってしまった自分もいる。
 確かに昨年に自宅をリフォームしたことは思わぬ出費だったけれど、ちょっとくらいリッチにウインタースポーツを楽しんでもよかった気がする。

 今季の冬遊びを振り返って強く思ったのは、もっとゲレンデで過ごしたかったこと。30日はゲレンデに滞在したかったが20日ほどにとどまったから。
 来季はいろいろと準備をして冬に備えたいものだ。
 雪に縁遠い季節がはじまるのはさみしい。

今日の写真のモデルははなみん。

平日の春スキーは

 御岳スキー場の駐車場で迎えた四月。
 前日の日曜日は15時過ぎまで開田高原マイアスキー場で雪遊びをした。
 その後はゲレンデ近くの御嶽明神温泉やまゆり荘で汗を流してから、木曽福島の街まで降りてきた。
 一番の目的は夕食を食べるためだ。
 マイアだけでなく木曽地区にあるゲレンデの近くにはコンビニはないし、気軽に入れるような定食屋やラーメン屋もない。

 夕食に何を食べるか迷ったがラーメン屋に入った。
 以前に訪れたことがある店だったが、どれくらい前だったかは思い出せなかった。
 入店するとすぐ、印象に残るほどに美味しいものを食べていない記憶が蘇ってきた。

 カウンターに座ってラーメンとチャーハンを頼んだ。
 カウンター越しに厨房が見えた。カウンターの向こう側に居たスタッフの平均年齢が高かったこともあってか、店内の時間の流れ方が淀んでいた。客も含めた店全てが昭和っぽかった。
 出てきたラーメンとチャーハンを味わうと今風とはいえないものだった。
 1400円を支払って店を出た。ゲレンデの食事よりも高くて美味しくないメニューを提供するラーメン屋は、まだしばらくは残り続けるような気がした。

 お腹は満たされたのであとは眠るだけだが、寝床をどこにするかを迷った。
 翌日に雪遊びをするつもりだった御岳スキー場のリフトの営業開始が7:30だったから。これまでに車中泊の時に利用することが多かった道の駅に泊まると、ゲレンデまでは30分以上はかかってしまう。
 テレワークのせいで早起きはすっかり苦手になっていたからだ。

 結局、御岳スキー場の駐車場で夜を過ごすことにした。
 春の黄昏時が過ぎていく中で御岳の山道を上っていくのはちょっと新鮮だった。しかも、自分と同じ方向に向かっていた車が数台あったことが、より気分を強調したのかもしれなかった。
 春が届きはじめた日曜日の夜をゲレンデの駐車場で過ごすのは自分だけではなさそうだった。
 駐車場に着いた時にはすっかり暗くなっていたが、ヘッドライトで照らされた範囲だけでもそれなりに車が停まっていた。頭がおかしなヤツは自分以外にもそれなりにいた。

エイプリルフールのお散歩ショット。春スキーといえばやっぱり御岳。

 ゲレンデ近くに泊めると冷え込みが厳しいかもと考えていたが杞憂だった。よくお世話になっている寒冷地用の寝袋に包まっていると、暑くなってきたのでジャージを脱いだほどだった。
 おかげでよく眠れたし、翌朝の目覚めも悪くなかった。
 ただ、それでも自分が寝袋から出たのは7時過ぎ。
 朝食に菓子パンをかじり、着替えてスノーボードを抱えてリフト乗り場に着くと8時近くになっていた。

 御岳の最下部にあるカラマツペアリフトのスピードは速くない。平日に朝の空気を吸い込みながら山々の朝を眺めるのは悪くなかった。何度か鳥の声も聞こえた気がした。
 第五クワッドリフトに乗り継いで、滑りはじるめと気持ちよかった。平日のこともあって滑走者も滑走の跡が少なかったから。
 気がつくと滑りながら叫んでいた。最高、と。
 平日の春スキーは、やっぱり最高だ。

今日の写真のモデルは月野さきさん。

春の訪れは遅い方がよい

 学生は春休みの真最中だろう。
 数日前、四月から中学三年生になる思春期ど真ん中の娘にLINEでメッセージ送ったが既読すらついていない。
 そのことが少し気になっているアラフィフのなんちゃってオトウサン。
 ついでに別れた妻にもメッセージを送ると、母親目線での娘は相変わらずのようだった。成績は特に向上していないようで高校に進学はできても、このままだと進級するのは厳しいようだ。

 自分も高校時代の成績は威張れたものではなかったので、ある意味では仕方がない。春休みに進級を懸けたテストをしたこともあったくらいだ。
 もちろん、彼女と自分が通った学校のレベルは違うだろうけれど、それでも留年することなく公立高校だけは卒業した。
 自分と違って彼女は有名私立に通っている。いろいろと辛いことはあるだろうけれど、それも彼女自身が選んだ道。観念しなくてはならないことは観念してもらいたい。

 さて、自分も春休み。先月までの仕事の契約が終わって、次の仕事は10日からだから。
 ただ、次の仕事に備えておかなければならないことは山積みなのだが、現実逃避して一昨日から昨日まで雪山に逃避行してしまった。狭い車で車中泊をして。

 一昨日は開田高原マイアスキー場で遊んだ。
 7時少し前に自宅を出るというのんびりとした出発だったが、道がスムーズに流れたことやゲレンデ近辺の道に積雪がなかったこともあって9時30分前には駐車場に着いた。
 寝坊したおかげで、木々に赤やピンクの花が咲いているのをしっかりと見ることができた。
 春の花を見ながら雪遊びに出かける。自分が好きな季節だ。

 31日は何処で雪遊びをするか迷ったが、この日はマイアを選んで正解だったように思う。
 はじめてスノーボード試乗会に参加できたから。
 ただ、そのきっかけは自分の勘違いからだった。
OGASAKA』のブランドの旗がはためいていたので、スキーも同時に試乗できると思ったからだ。
OGASAKA』がスノーボードも作っているのは知っていたのに、自分の中ではどうしてもスキーのイメージが強い。

試乗二枚目の情報。スノーボードはメーカーとか型式とかがちんぷんかんぷんです。

 かつて、このblogに何度か登場したスノボのインストラクターの資格を持っているガールフレンドが愛用していたスノーボードは『OGASAKA』だった。
 自分が煮え切らないばかりに、彼女とは疎遠になってしまったことが、無意識に影響を与えたのかもしれない。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 試乗して最初に思ったことはスキーの時と同じだった。もっと早くに試乗会に参加すればよかった、と。
 どうも自分の中では試乗会というのは敷居が高い。上級者でないとまわりから鼻で笑われるような気がしてしまうから、今まで二の足を踏んでいた。

 時間と体力の都合で試乗できたのは二枚のみだったが得ることは多かったし、新しいスノーボードも欲しくなってしまった。
 ちなみに自分が試した二枚はどちらも10万円以上。決して安くはないので満足するボードを選ぶためにも、来シーズンは機会があったらいろいろと試乗して、納得できる物を買いたいものだ(続く)。

今日の写真のモデルはMIKKIさん。

先立つもの

 朝から雨だった月曜日。静かな雨の中、平日がはじまった。
 少しだけやる気が出てきたのはなぜだろう。土日に上手くリフレッシュできたのかもしれない。
 気持ちや感じ方が些細なことで変わってしまうのは、自分だけなのだろうか。

 寝室で仕事用のノートパソコンの電源を入れなかった朝も、平日にきちんとした朝食を食べたのも久しぶりな気がした。
 珍しく午前中から集中して仕事をしたけれど、それで何かが変わる訳ではない。
 少なくとも今の案件で自分が受け取る対価はそれほど変わらないだろう。

 午後のおやつの時間のころには、今日中にやらなければならなかった作業の目処が立ったので、来月からの仕事に関しての雑務をはじめた。
 その内容はマンスリーマンションの賃料の払い込みとパソコンの購入。
 半日で支払った金額は100万を越えなかったが、50万は軽く越えた。ちなみに単位は銭でもペリカでもない。

 マンスリーマンションの賃料は決まっていた支出。
 パソコンの購入はずっと迷っていたが思い切った。
 今の自分のメインPCはノートパソコン。6年以上は使っているし、あちこちで不自由が出てきていたから。
 システムエンジニアとしてはパソコンが必要になる場面があまりにも多いので逃れることが難しい支出だけれど、簡単に見過ごせるほどの金額ではない。

 じつはデスクトップパソコンの性能も時代遅れになっているので買換えなければならないが、今の懐具合では難しい。
 何かが起きたことを考えるとデスクトップとノートパソコンの二台あった方が安心だ。

 なんとか来月からの講師の仕事をやりきって、夏の終わりから年末にかけて買換えることができればと考えてはいるが2Fのエアコン、せめて寝室だけでも修理したい。
 ただただ、先立つものが自分には足りないだけだ。

 趣味にもお金をかけたい。買ったばかりだと思っていたスキー板も来シーズンで7年目。
 自分の滑走ペースを考えるとスキー板は寿命が近いだろうがブーツはすでに瀕死の状態、ヤレヤレ。
 スタットレスタイヤも買換えたい。板やブーツよりもタイヤの方が命に関わるので必須だ。
 お金が出ていく話ばかりになってしまった。

 ただ、ふと思った。ここ数年の自分はあまりにもお金に対してシビアになりすぎていると。
 そのせいで自分を追いつめて、疲れさせていたのではないかと。
 ある程度はお金にルーズな方が自分らしい気もする。

今日の写真のモデルはゆうかさん。

彼岸を過ぎても

 すっかりblogの更新を怠ってしまった。
 今月になってからは、なにかとやる気が沸かなったが、先週からはより顕著になっていた。

 特別な原因に思い当たることはないけれど、強いて挙げるならば今月前半まで関わっていたプロジェクトに振り回されていたこと。
 そのプロジェクトの納品が先々週末に終わったことが少しは影響しているのかもしれない。
 燃え尽きたと言えるほどに気持ちを込めていた訳ではないが、もともとなかった気持ちがより抜けてしまったのは事実のような気がする。

 それでも、四月からの講師の仕事の準備をしなければならないこともあって、気持ちはなかなか休まらない。
 ならば少しでも安心できるようにテキストの読み込みなどの準備をすればいいはずなのに怠っている。
 届き続けるテキストの検品だけはしているが、一冊もページを開いていない。

 おかげで、先週に参加した講義のためのオンライン講習会で恥をかいたし、一緒に組むはずの講師からの信用もおそらく失っただろう。
 だが、仕方がない。それが今の自分の状況だから。

 自分がどのように過ごしていても、時間だけは過ぎていく。
 気がついたら彼岸が過ぎてしまっていた。墓参りをすることもなく。
 父が亡くなってからは盆、正月と彼岸はまめに墓参りをしていたのに。

 ここ数年に比べると、今年の三月は暖かい日がそれほど多くなかった気がする。
 というか、彼岸に入ったころからは寒さを体感する日が何日かあったし、家でエアコンをかけたこともあった。
 それまで、今の家に住み始めてからは三月に自分でエアコンのスイッチを入れた記憶がない。

今日のお散歩ショット。

 逆にそんな寒さを今日は逆手に取ることができた。野麦峠スキー場で雪遊びをしてきたからだ。
 昨日も今朝も降っていたようで、自分が見た今シーズンの野麦峠では一番の積雪量だった。
 朝は少し寝坊したこともあって、現地に到着したらリフトが動いていたのはお約束。
 それでも、車を停めるとすぐに着替えてゲレンデに向かうと9時前。
 久しぶりにシュプールが少ないゲレンデを楽しんだ。
 野麦峠スキー場の今季の営業は今日まで。最終日までほぼ全てのコースを楽しめただけでなく、ゲレンデはシーズン終盤とは思えないような風景だった。
 風も穏やかで暖かかったのはよかったけれど、午後からは板が止まりがちだったのはご愛敬。

 スマホアプリの記録によると、今シーズンに野麦峠で遊んだのは五日間。シーズンチケットホルダーとしては、少し寂しい気もするが、気分よく最終日を楽しめたのはよかった。

 まだまだ、雪遊びの季節は終わらない……。

今日の写真のモデルは永井ももさん。