淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。広く浅く、そして薄い視点で気楽に書いてマース。

2019年滑り初め

 新年2日目の今日、滑り初めに行ってきた。ここ数年、シーズン券を買い続けている、野麦峠スキー場へ。
 今日で今シーズン7回目のゲレンデでの雪遊びになったのだが、野麦峠スキー場は今シーズン初、スノーボードで遊んだのも今シーズン初。

 昨年の12月30日から元旦まで呑み続けていたこともあり、身体が弱っていたのだろう。昨夕から風邪気味で身体も少し気怠かったので、今朝出発する意欲が沸くか心配だった。
 案の定、朝は身体が重く出発したのは6時過ぎ。しかも、道中何度も車を停めて仮眠を取りながら車を運転したので、ゲレンデに到着したのは、11時少し前。着替えてゲレンデに立つと、11時を過ぎていた。

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今日の野麦峠スキー場のベース付近
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今年新しく新設された、お手洗いと更衣室。
 最初、スキー板を2組持って駐車場からゲレンデに歩くと、風邪のせいか身体に芯熱を感じた。体調に用心しながら滑り始めると、何とか滑ることが出来た。
 滑走本数を重ねる毎に身体の切れが増していった。昨夜、降雪があったようで野麦峠スキー場らしい良好のコンディション。そのせいで、多量のアドレナリンが出たのかもしれない。
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今日の野麦峠スキー場のゲレンデトップ
 アドレナリンに頼って今シーズン初のスノーボードにも挑戦することにした。ブーツを履き替えてスキー板を車内に置き、代わりにスノーボードを持ってゲレンデに戻ってきて、軽めの昼食を食べた。
 流石に、まともに滑れないスノーボードでいきなりリフトに乗るような暴挙をするようなことはしなかった。
 スノーボードを担いで超初心者コースのバンビゲレンデの斜面を少し歩いて登り、スノーボードをブーツに固定しようとした。

 スムーズとはいかなかったが左足はなんとか固定できたが、右足の固定が上手くいかない。恥ずかしい話だが、数十分は苦戦していたような気がする。
 自分の様子を見かねてか、自分と同じくらいの年齢の女性が子供を連れながらもサポートしてくれた。あまりにも恥ずかしくて、スノーボードを滑る前から汗だくになってしまった。

 だが、立ち上がろうとすると意外にすんなり立つことができた。昨シーズンは立ち上がること、リフトの乗降さえまともにできなかったのに。
 その勢いでリフト乗り場に向かうと、リフトを停めることなく乗り降りできた。リフトを降りて、右足を再度スノーボードに固定するのは、すんなりと出来た。
 立ち上がって滑りだすと、昨シーズンの感覚とはなんだか違う。オフシーズンに特別なトレーニングはしていないはずなのに。
 今までは思った方向に行くことさえ困難だったのだが、リフト乗り場の方に降りていけるのには、自分でも驚いた。

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スノーボードで遊んだ超初心者コースのバンビゲレンデ
 調子に乗って、リフトの本数を重ねていくが乗る度に斜面への怖さが減り、拙いレベルではあるがスノーボードを自分でコントロールしている感覚を少しは味わえた。これまでとは違って初めて、スノーボードを楽しいと思えた。
 油断したのか、最後の滑走ではリフトから降りるときに転んで、リフトを停めてしまったのはご愛敬。次回、スノーボードをするのが、少し楽しみになってきた。

2019年最初のミステリー

 毎年我が家で開催されることが恒例になっている、小中学校時代の友人との年越し忘年会と新年会。
 今年は自分が寝ている間に、友人たちがきれいに片づけてくれていたので驚いた。何かの標語ではないけれど、来たときよりも美しくなっていた。彼らが昨年末、訪れた時よりも。
 それでも、多少はすることが残っていたので惰眠を挟みながらも、何とか片づけた。

 友人たちは我が家での年越しの最中に、地元の氏神様へ初詣に行くこと慣習になっている。その間、自分が留守番をすることも。寒いから二夜参りはしたくないことも、理由のひとつだ。
 元旦に独りで地元の氏神様へお参りすることも慣れてきた。

 今年、氏神様へ到着したのは15時過ぎ。風もなく柔らかな日差しがさして、穏やかな元旦の昼下がり。氏神様の本殿までが階段になっている参道は、参拝者が長い列をなしていた。
 結局お参り出来たのは、並び初めてからほぼ1時間後。その間、日差しが少しずつ陰っていくので、足下から徐々にひんやりし、身体が冷え始めた。
 本殿でお参りを済まして帰ろうとすると、ある人に呼び止められた。その人物とは叔父。氏神様で氏子総代をしているので、自分の参拝を終始見ていたらしい。二礼二拍手一礼が出来ていない、と突っ込まれてしまった。

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地元氏神様の本殿までの階段
 自宅に戻ると今度は、あるお寺に向かった。祖父、祖母と父が眠っている墓地があるお寺に。元旦なのに夕暮れ近いせいか、こぢんまりとした墓地には自分以外誰も居なかった。
 松と千両が花立ての水をチェックした後に、手を合わせて自宅に帰ってきた。
 身体の冷えが気になったので葛根湯を服薬したあとに、甘酒を飲んだ。お正月にはやはり、甘酒がよく似合う。
 亡くなった祖母が冬の寒い時期によく作ってくれたことが懐かしい。

 珍しくエアコンで暖めた部屋で、書いているこの文章。ノートパソコンの脇には今日届いた年賀状が置いてある。届いたものには一通り目を通したのだが、一枚の年賀葉書だけがどうしても気になり、何度も見返している。
 その理由は、差出人にまったく心当たりが無いこと。宛名は間違いなく自分になっているし、住所も違っていない。
 だが、どれだけ記憶をたぐり寄せても、差出人に関する情報が広がっていかない。

 差出人の情報には、住所の他に携帯の電話番号だけでなく、メールアドレスまで書かれている。試しに電話をかけるかメールを送信するか考えたが、やはりそんなことはしたくない。
 今年、自分を最初に悩ますものが年賀状になろうとは、まったく想像つかなかった。昨日までの2018年中は。
 未来はわからないことの方が多いということを、2019年初日に改めて思い出させてくれた。一枚の年賀葉書が。

2018年を七味五悦三会で振り返る

 昨年に続き今年も『七味五悦三会』で、今年最終日に一年を振り返りたい。
『七味五悦三会』とは江戸時代の人々が大晦日に家族同士で、七つの美味しかったもの、五つの楽しかったことや嬉しかった思い出、三つの新しい出会いを語らいながら過ごす風習のことだ。
 今年の7月1日に上半期を振り返っているので、上半期からの変わったことを中心に書き綴りたい。
 以下が今年上半期の『七味五悦三会』の記事になる。
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 まず、七味。

  • 山脇製菓のレーズンかりんとう
  • 『BAR BARNS』のカクテル
  • 塩飴
  • 激辛つけ麺

 以上になる。七味に満たなかったのだ。今年は美味しいものに縁遠かった一年になったことは残念だった。食べることが楽しみのひとつである自分にとって。
 そんななかでも下半期に美味しく感じられたものがふたつあった。

 一つめは塩飴。7月に人生初の災害ボランティアに参加した初日、慣れない炎天下で作業をしていたら体調がみるみる悪くなった。そんな自分を見かねてか、一緒に作業をしていた女性から受け取った塩飴の味が忘れられない。
 それまでは、塩飴を食べたこともなければ効能についても懐疑的だった自分。飴を嘗めはじめると自分でも驚くほどに身体が軽くなっていくのを感じられたことが、今では少し懐かしい。飴を自分に差し出してくれた彼女は、まだそのことを覚えているだろうか。
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 二つめは、激辛つけ麺。今の現場オフィス近くには美味しいつけ麺を食べさせる店がないので、つけ麺自体に飢えていたことが、激辛つけ麺をより特別なものに感じさせたのかもしれない。
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 次は五悦。

  • スキーバッジテストの2級合格
  • 娘とのハイキング
  • 15年ぶりに小説を書き上げて同人誌に発表したこと
  • 岐阜県関市上之保地区での災害ボランティアへの参加
  • 2シーズンぶりの娘とのスキー

 五悦は随分迷った。京都に転居した友人を訪ねたことも選びたかったが、他のどれも外すことができなかったのだ。
 上から三つは上半期で触れたので、下の二つについて筆を進めたい。

 まず、人生初めてになった災害ボランティアへの参加。数少なくなってしまった今年の七味にも、影響を与えたほどだ。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 五悦の最後は数日前の出来事。娘と二人きりでのスキー。数日前に記事を書いたばかりなので、詳細は省略したい。
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 最後に三会。

  • 鷲ヶ岳スキー場のスキースクールの山形先生
  • スキーを教えた知人の男児
  • ボランティアで知り合ったスーパーボランティア

 下半期に自分に何か足跡を残してくれた多くの人は、七味でも五悦でも触れた、災害ボランティアで知り合った、人物がほとんどだった。
 その代表としてある、シニアボランティアのことを取りあげさせてもらった。彼のことも以下で一度記事にしている。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 改めて今年一年を振り返ってみて、自分に引っかかっていることの多くのことは、プライベートなものがほとんど。
 特に下半期は、オフィシャルに絡んだことは皆無だ。昨年に比べると今年は充実していたと自負しているのに。
 自分が生活していく上で仕事、特に本業のシステムエンジニアとして働くことは、いろいろな意味で希薄なものであることを発見した。2018年の大晦日の午後に。

2018年仕事納め

 先ほど、ようやく仕事が納まった今年。実は、昨日もこのblogを書き終えた後、副業先に日付が変わるまで出勤していた。しかも、当日スキー場に居るときに要望されたスクランブル出勤。
 好きなこととはいえ、夕方までスキーをして帰宅するために3時間運転した後だ。本来ならblogを書いた後にゆっくり過ごすつもりだった。

 対して、今日の出勤は予定通り。副業先のラーメン屋は昨日までの営業で、今日は店の大掃除。社員、パートとアルバイト問わず時間が取れる人間が出勤して、手分けして店内の隅から隅まで清掃するのが、毎年の慣例だ。

 自分がラーメン屋で働き始めて10年になるが、大掃除の出席率は7割くらいではないだろうか。
 自分がラーメン屋で働き続けている目的のひとつは、まかないで好きなラーメンが一杯無料で食べられること。大掃除の日も会社から昼食は提供されるが、店の厨房は掃除中のためにラーメンが食べられないので、正直出勤には前のめりにはなれない。掃除自体も好きではないし。
 職場の大掃除をするくらいなら、自宅をしろと自分のことをよく知っている人間からはツッコまれそうだ……。

 厨房が使えない大掃除の日、ここ数年はあるトンカツ屋さんの弁当だった。ロースカツとエビフライとちょっとしたサラダがついていて、自分はそれなりに気にいっていた。
 今年も同じものだと思っていたが、違うものになることを昨夜の出勤時に聞いた。
 パート女性2人の意見により、今年は持ち帰り弁当チェーン店の商品から選択することになりそうだと。

 自分は持ち帰り弁当チェーンとコンビニの弁当が嫌い。理由は昔従事していた、仕事の嫌な思い出を連想してしまうから。
 20代後半のころ、大手宅配メーカーで営業ドライバーとして働いていたことがある。当時のことは、自分の中での黒歴史のひとつ。
 仕事中はいつも時間に追われていた。入社してすぐのころは食事を食べる時間もままならないために、お昼は持ち帰り弁当かコンビニで手早く済ますことが必然的に多くなった。

 久しぶりの持ち帰り弁当を食べた、今日のお昼。定番の揚げ物中心のメニューを食べたが、油がしつこく今でも胃にもたれている。サイドメニューのサラダと豚汁をつけたのにも関わらず。

 今日の大掃除には、高校生の男女が1人ずつ参加してくれた。無駄口を叩きながら楽しく仕事をさせてもらった。その際にびっくりもしたが、納得したことがある。
 高校生の2人が森昌子を知らないことに。初めは釈然としなかったが、自分たちの世代が親たちの世代の歌手を知らないことと同じであることに気づくと、自然と納得した。

 どんな機会であっても、できれば自分よりも歳上の人間と年下の人間両方とコミュニケーションを持ち続けなければと、自然と思うことができた。

まさかのキッズパラダイス

 今シーズン6回目のスキーに行ってきた。過去5回は全てウイングヒルズ白鳥リゾートだったが、6回目にして初の違うゲレンデに。そのゲレンデとは、やぶはら高原スキー場。このゲレンデを前回訪れたのは、10年以上前だと記憶している。自分たち夫婦と友人と友人の長男と4人でスキーをしたのが最後だと。
 当時稼働していた4人乗りのフード付きクワッドリフトは普通のペアリフトに架け替えられていたなど、ゲレンデの風景は、結構変化していた。
 ある食堂でいつも食べていたカツ丼の味までも。思い出はどうしても美化されてしまうからだろうか。
www.yabuhara-kogen.jp
 前回の娘とのスキーに続き、今回もぼっちスキーではなかった。同行者は今の前に勤めていた会社の同僚だ。
 年齢は一回り以上下だが、入社日が一緒だったことがきっかけで仲良くなった。もう1人同じ日に入社した人間がいたが、その人物とは深い付き合いにならなかった。人の縁とは不思議なものだ。
 5年前の6月にある上場会社に入社した3人全員、その会社を今はもう退職している。退職する日こそ、それぞれ違っているが。

 今回同行してくれた友人とスキーに行くきっかけは、今年の夏に一緒にお酒を呑んだことだった。その席で自分がスキーに夢中になっていることを話したら、友人がスキーに興味を示してくれたからだ。
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 スキー場の閉鎖や経営が厳しいことを聞くことが絶えない昨今、1人でも多くのゲレンデスポーツのファンを獲得したい自分としては願ってもないチャンスだったので、今シーズン一緒に行く約束をしていたのだ。
 お互いに年末年始休みに入った今日、その約束は無事果たされた。

 友人がスキーをするのは高校生のころのスキー実習以来。そのことを鑑みて、ゲレンデをやぶはら高原スキー場に選択したのだ。
 ある程度の雪質が担保され、緩斜面に積雪があって日帰り可能なゲレンデを考慮した結論だ。暖冬で雪不足でなかったら、もっと他の選択もあっただろうが。

 自宅を6時前に出発しようとしたら、庭にはうっすらと雪。道中の積雪が気になったが、その心配はまったくの杞憂だった。
 ゲレンデは到着した8時30分ころから、1日粉雪が舞っている絶好のコンディションだった。

 駐車場には何台も観光バスが駐車していたが、ゲレンデを見るとその理由がすぐにわかった。
 ちびっ子たちがゲレンデに溢れていたからだ。久しぶりにスキーをする友人を見守るための状況としては微妙だったが、冷え込んだゲレンデの至るところで聞こえた子供たちの歓声を聞いていると悪い気はしなかった。
 願わくば、彼らがそのままスキーやスノーボードの愛好者になってくれればと、思った1日だった。

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スキーセンターからゲレンデベースを望む。
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新しくなっていたスキーセンター。
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どんぐりコーストップからの眺望。